beacon

福岡は開幕4連敗も……丹羽「苦しい時に何ができるかが大事」

このエントリーをはてなブックマークに追加
[5.3 J1第9節 仙台1-0福岡 ユアスタ]

 5シーズンぶりのJ1での勝ち点は、またしてもお預けとなってしまった。アビスパ福岡は敵地で仙台に0-1で敗れ、開幕4連敗を喫した。

 立ち上がりから果敢に仕掛けていった。前半7分、MF末吉隼也のFKにDF丹羽大輝が頭で合わせたがクロスバー上方へ外れた。同16分には末吉がミドルシュートを狙ったが、これも枠を外れた。その後も、前節で得点を決めて福岡に5年ぶりのJ1ゴールをもたらしたMF中町公祐を中心に攻め込んでいくが1点が奪えない。同39分にはDF山形辰徳の右クロスから中町がダイレクトでシュートを放つがDFに阻まれた。

 スコアレスで突入した後半は守備に追われる時間が続く。後半12分にはFW太田吉彰が突破を仕掛けてくるが、丹羽がなんとかストップ。同21分にはまたも太田に左サイドから崩されるが、GK林卓人がシュートを止めた。耐え続けていたものの同33分、セットプレーを献上し、右CKから最後はFW赤嶺真吾に決勝点を決められた。

 後半39分には左サイドから突破を仕掛けた山形とDF朴柱成とのサイドの攻防から小競り合いに発展。試合が中断し、互いが警告を受ける。これが2枚目となり朴が退場。1点を追う福岡は数的有利な状況で残り時間を戦うが、1点を奪うことはできずに試合は終了した。

 クラブによると丹羽は「苦しい時に何ができるかが大事。手ごたえを感じた部分もある。みんなで助け合って、この壁を超えることができれば成長できる」とコメント。開幕4連敗となったが、下を向くことなく戦い続けるしかない。

(文 片岡涼)

TOP