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京都は今季初の無失点も、10人の鳥栖を崩せずドロー

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[5.4 J2第10節 京都0-0鳥栖 西京極]

 前節から先発を5人入れ替えた京都サンガF.C.は10人の相手を崩しきれず、サガン鳥栖と0-0で引き分けた。

 システムは30日の栃木戦(0-1)と同じく、3-4-3を採用。先発からMF安藤淳、MF中村充孝、FW久保裕也、MF中山博貴が外れ、GKは水谷雄一、DFラインは右から、出場停止の内野貴志に代わって福村貴幸、アライール、森下俊。アンカーに開幕戦以来の先発となるMFチョン・ウヨン、右に加藤弘堅、左に中村太亮。トップ下には内藤洋平が入り、3トップは右からドゥトラ、宮吉拓実、ディエゴが務めた。

 立ち上がりは鳥栖のサイド攻撃に苦しむが、なんとか耐え切る。開幕戦から3試合で全て前半に失点を喫していたが、この日は守備陣が奮闘。初先発を飾った福村らを中心に前半を無失点で折り返した。

 前半32分には宮吉が左足を痛めて負傷交代というアクシデントも、代わりに出場した中村充が、そのままトップの位置に入りプレー。ディエゴやドゥトラとポジションを入れ替えてはチャンスをつくった。後半22分には左サイドからドリブル突破を仕掛けたディエゴが中央へ折り返し、最後は中村充がシュートを狙ったがクロスバー上方へ大きく外してしまった。

 1点が欲しい京都は後半28分、ドゥトラに代えて久保を投入。岡山戦(2-1)でクラブ史上最年少ゴール記録を更新した17歳のストライカーをピッチへ送った。直後の同30分には久保が果敢な突破から、DF浦田延尚のファールを誘い、浦田が2枚目の警告を受けて退場。残りの15分間を数的有利な状況で戦うも、ゴールを奪うことはできず。0-0で引き分けた。

 前線の選手を入れ替えた今節も不発に終わり、2戦連続無得点。連敗は食い止めたものの、得点を挙げることができていない。次節こそ2試合ぶりのゴールが欲しい。

(文 片岡涼)

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