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富山がホームで276日ぶり勝利、安間監督シーズンまたぎ手にしたホーム初白星

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[5.4 J2第10節 富山1-0岐阜 富山]

 カターレ富山FC岐阜に1-0で勝利し、ホームでは昨年8月1日の岐阜戦(3-2)以来、276日ぶりの白星を獲得した。昨年9月にヘッドコーチから昇格した安間貴義監督にとっては、これがホームでの初勝利となった。

「昨年の8月以来、勝ててないっていう方がおかしい。久しぶりにホームで勝てて良かった。今、やっと勝てたので、これで波に乗っていきたい」。殊勲の決勝点を決めたMF朝日大輔は試合後のテレビインタビューで、浮かれることなく淡々とコメントした。

 試合を決めたのは30歳、ベテランMFの一撃だった。後半17分、右サイドからMF大西容平の放ったシュートはポストを叩くが、こぼれを拾った朝日が右足を一閃。ゴールネットへ突き刺した。ゴール後、一目散に安間監督のいるベンチへ駆け寄り、熱く抱擁。朝日の今季初ゴールが決勝点となり、指揮官にとってのホーム初勝利をもたらした。

 安間監督は「大輔さまさまです。30歳になっても、まだまだ伸びているし、今後が楽しみな選手です」と決勝ゴールの朝日を称え、「ホームで皆さんの思いに応えられず、選手もスタッフも悔しい思いをしていた。ホームで勝利することができたのが本当に嬉しい」と笑顔をみせた。

 次節は昇格第一候補ともいえるF東京が相手となる。主将のDF足助翔は「次は強敵のF東京が相手なんですが、しっかり戦って頑張りたいと思います」と力強く意気込んでいた。

(文 片岡涼)

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