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徳島がエリゼウ&西嶋弾で勝利!!京都は17歳FW久保が今季2点目も敗れる

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[5.8 J2第11節 徳島2-1京都 鳴門大塚]

 徳島ヴォルティスがDFエリゼウの移籍後初ゴールとDF西嶋弘之の2戦連続弾で京都サンガF.C.に2-1で勝利した。これで今季のホーム戦では3連勝となった。

 前半23分、FW島田裕介の左CKに合わせて、ゴール正面へ飛び込んだエリゼウが頭で叩き込み、先制点。「ずっと練習していた形だったので。僕はいいボールを蹴るだけ」と話す島田のボールに、今季仙台から加入したエリゼウがしっかり合わせた。

 1点リードで迎えた後半2分にミドルシュートを許して、早くも同点に追いつかれたが、後半19分に再び相手を突き放した。MF衛藤裕の左クロスはDFにクリアされたが、こぼれを右足ダイレクトで西嶋が蹴り込み、決勝点を決めた。

 これで開幕戦の鳥取戦(1-0)、千葉戦(1-0)に続くホームでの白星獲得。今季の勝ち試合は全て本拠地でのものとなった。試合後のテレビインタビューで前節の大分戦(2-2)に続くゴールを決めた西嶋は「最近打ったら入るので、次も打ちます!」と笑顔で話し、エリゼウも「移籍後初ゴールが決められて嬉しい」と話していた。

 一方、敗れた京都は、前節の鳥栖戦(0-0)で負傷したFW宮吉拓実が左足第5中足骨骨折で全治約3ヵ月と診断され、欠場。開幕戦から全試合で先発出場していたエースFWの不在が響いた。

 代わりを務めた17歳FW久保裕也がひとり奮闘。1点を追う前半38分には、相手DF2枚をドリブルで鮮やかに交わして、PA内左からシュートに持ち込むも、DF三木隆司にクリアされた。その後はチャンスをつくれなかったが、後半開始とともに結果を出した。

 後半2分、ドリブルで前進するとPA前ゴールまで約25mの距離から右足を一閃。ブレ球のミドルシュートを豪快にゴールネットに突き刺して、同点弾を決めた。プロ初先発で、17歳4ヵ月でのクラブ史上最年少ゴールを決めた岡山戦(2-1)に続く今季2得点目のゴール。これで勢いに乗りたいところだったが、チームは同19分に再び失点。1-2で敗れ、これで3試合勝ちなし(1分2敗)となってしまった。

(文 片岡涼)

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