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2戦連続逆転負け、福岡は開幕6連敗

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[5.15 J1第11節 福岡2-3G大阪 レベスタ]

 アビスパ福岡は先制するも追いつかれ、G大阪に2-3で敗れた。今季は後半に0得点10失点と崩れる試合が続くなか、1-1で迎えた後半に、またしても2失点。開幕戦から6連敗を喫した。

 前半18分、FW岡本英也のパスに左サイドを抜け出したMF松浦拓弥がマイナスのクロスを上げる。これをPA手前で受けたMF末吉隼也が右足を一閃。放ったボールはバーを叩きながらも跳ね返りがゴールネットへ吸い込まれ、先制点が生まれた。末吉のJ1初ゴールで勢いにのりたいところだったが同30分、PA内へ仕掛けてきたFWアドリアーノをGK神山竜一が倒してしまいPKを献上。これをアドリアーノに決められて、1-1の振り出しに戻された。

 そこから迎えた後半の45分間がまたも魔の時間となってしまった。後半8分、FW宇佐美貴史にミドルシュートを決められて逆転を許す。同12分には再び宇佐美にミドルシュートを打たれる。神山がファンブルしたボールにMF二川孝広につめられて、2点差に広げられた。なんとか意地をみせたのは同17分、右サイドでDF山形辰徳、MF鈴木惇とつなぐと、鈴木の右クロスに岡本英也が頭で合わせて1点差に詰寄った。

 終了間際の後半ロスタイム1分にはFW城後寿がボレーシュートでネットを揺らすも、オフサイドの判定でノーゴール。同3分には再び城後がミドルシュートを放ったが、これはクロスバーを叩いた。終盤の怒涛の反撃も実らず、2-3での敗戦となった。

 クラブによると篠田善之監督は「選手たちは非常に苦しい状況の中ですけれども、前向きに今日もプレーをしてくれたと思っています。もちろん、いろんなミスやもっとこうすべきという部分は多々あると思いますが、下を向かずに全員で戦いたいと思っています」と前を向いた。

[写真]城後の「ゴール」はオフサイドの判定で認められず

(文 片岡涼)

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