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草津が富山との打ち合い制し、連勝飾る

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[5.22 J2第13節 富山2-3草津 富山]

 ザスパ草津がカターレ富山に3-2で勝利し、F東京戦(2-1)に続く連勝を飾った。MF後藤涼のゴールで先制も、一度は逆転されたがFWラフィーニャの2戦連続ゴールで同点に追いつき、最後はFWアレックスが決勝点。今季最多の3得点を決めて、勝ち点3を手に入れた。

 試合は激しい打ち合いとなった。前半24分、アレックスのパスに抜け出した後藤がGKとの1対1を冷静に決めた。「いいボールが来たので決めるだけでした」と本人が振り返る今季初ゴールで草津が先制に成功した。しかし同28分、左CKからのボールにDF足助翔に飛び込まれて、同点に追いつかれた。さらに1-1で迎えた後半13分、右サイドを崩され、最後はFW黒部光昭にクロスを許すと、またも足助にシュートを決められて、1-2で逆転されてしまった。

 しかし、そこから連勝をめざす攻撃陣が奮闘をみせた。失点からわずか4分後の後半17分、ロングフィードに左サイドを抜け出したラフィーニャがPA左から、利き足ではない右足でミドルシュート。ボールはポスト右の内側を叩きながら、ゴールネットへ吸い込まれた。同点に追いつくと、その3分後、MF熊林親吾の右CKにDF永田拓也が頭で合わせたが上手くミートせず、ボールはゴール前へ流れた。これをアレックスが頭で叩き込み、ついに逆転に成功した。そのまま逃げ切った草津が3-2で勝利を収めた。

 試合後のテレビインタビューで副島博志監督は「厳しいゲームでした。富山さんもいいチームですが、最終的に勝つことができて良かった」と笑顔をみせ、2戦連発のラフィーニャは「チームのみんなと一丸となって、これを続けるしかない」と強く意気込んだ。

(文 片岡涼)

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