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大宮は4失点惨敗、鈴木監督「慢心が大量失点につながった」

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[5.22 J1第12節 大宮1-4清水 NACK]

 またしてもホームで勝てなかった。大宮アルディージャは5試合ぶりの黒星を喫し、ホームではこれで1分2敗。2戦連続無失点だった守備陣が4失点と崩壊し、FW李天秀が退場処分を受け、次節・C大阪戦は出場停止となるなど散々な結果に終わった。

 前半39分に一瞬の隙を突かれ、失点。それまでは大宮ペースで進んでいたが、鈴木淳監督には早い時間から悪い予感があった。

「失点するまでもよかったとは思っていなかった。ボールはつながるが、ハードワークのところで清水が完全に上回っていた。中盤のルーズボール、守備の意識で後手後手に回るところが多かった。これぐらいでいいだろうというところがあり、1失点目もこれぐらいの守備でいいだろうというところが出た」

 0-1で折り返した前半の45分間でシュート数は大宮の9本に対し、清水は6本。先制はされたが、内容は悪くないという思いがあったか、後半に入ってもペースアップできず、逆に清水の猛攻を浴びた。

「ある程度攻めてシュートまで持っていくことはなんとなくできていたが、なんとなく攻められていたことで、逆にこれでいいのかという慢心になって大量失点につながったと思う」。指揮官は厳しい口調で指摘した。

「いい薬になった。2度と同じ過ちを繰り返さないように、次の試合に向けて準備したい」。後半ロスタイムにFWラファエルが意地の一発を決め、エースに待望の今季初ゴールが生まれたことが唯一の救いか。もう一度原点に立ち返り、大敗をバネに巻き返す。

(取材・文 西山紘平)

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