beacon

大分とスコアレスドローの東京Vは1人退場&指揮官が退席処分

このエントリーをはてなブックマークに追加
[5.22 J2第13節 大分0-0東京V 大銀ド]

 東京ヴェルディ大分トリニータの一戦はスコアレスドローに終わった。東京VはPKを獲得して、ゴールを奪うチャンスもあったが決めきれず。ここ2試合で7得点と好調な攻撃陣も沈黙し、3連勝はならなかった。

 スコアレスで迎えた後半41分、PA内左から仕掛けたFW平繁龍一がGK清水圭介に倒されてPKを獲得する。しかし、平繁がゴール左へ蹴り込んだボールは清水が意地のストップ。その後も1点を奪うことができずに試合は終了し、0-0で引き分けた。

 この日の試合も退場者が出た前節の北九州戦(4-0)同様に、荒れた展開となった。後半37分、MF飯尾一慶のロングフィードに抜け出したMF井上平がトラップからPA内へ持ち込み、シュート。これはGKに止められるがトラップの際、故意に手に当てたとしてハンドの判定を受けてしまう。これが2度目の警告となり、井上が退場した。さらにこの判定に激昂した川勝良一監督が退席処分。残り時間を指揮官不在な上に、数的不利な10人で戦うことを強いられた。

 10人で残り時間を耐え切り、勝ち点1を手にして4戦負けなし(2勝2分)となったことは前向きに捉えることもできる。しかし開幕からのスタートで失敗し、既に3敗を喫していることを考えると、勝ち切れなかったのは大きい。前半2分にはMF菊岡拓朗のFKがポストを叩き、後半19分には菊岡の右CKからDF土屋征夫がヘディングシュートを放つなど、惜しい場面も多かっただけに、引き分けは悔やまれる。

 一方、前節の栃木戦(1-0)に続くホームでの連勝を目指した大分だったが、勝利することはできなかった。後半5分にはMFチェ・ジョンハンがPA内で土屋に倒されたがノーホイッスル。同30分にはFKからチェが直接ゴールを狙ったがGK柴崎貴広の好セーブに阻まれた。次節は首位・千葉との一戦となるが、開幕戦の岐阜戦(1-0)以来となる敵地での白星を手にしたい。

(文 片岡涼)

TOP