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U-22代表・東の演出からラファエルの2戦連続弾!!大宮がC大阪に完封勝利

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[5.29 J1第13節 C大阪0-1大宮 金鳥スタ]

 大宮アルディージャがFWラファエルの2戦連続ゴールでC大阪に1-0で勝利した。1-4の大敗を喫した前節の清水戦から上手く切り替え、2試合ぶりの完封勝利。こけら落とし以来、ホームのキンチョウスタジアムでは無敗のC大阪に黒星をつけた。

 ここまで今季チーム最多の3得点を挙げているFW李天秀が出場停止の状況だったが、前節で今季初のゴールを決めたラファエルとU-22日本代表に選出されたMF東慶悟がチームを勝利に導いた。前半14分、DF渡部大輔からのロングボールをPA正面で競り勝った東が頭で落とすと、こぼれを拾ったラファエルが右サイドからドリブル突破。角度のない位置から放ったシュートはゴールネット左へ突き刺さった。

 その後も大宮が立て続けにチャンスをつくった。同26分にはラファエルの絶妙な左クロスに東が走り込む。触れれば得点になる決定機だったがわずかに届かず、DFにクリアされた。同28分には、東がPA外中央でドリブルでDFをかわしてミドルシュート。強烈なシュートは枠を捉えたがGKの好セーブに阻まれた。同43分にはロングボールをラファエルがで落とし、こぼれを拾ったFW石原直樹が右サイドの東へ横パス。しかし、GKとの1対1で東が放ったシュートは止められた。

 試合後のテレビインタビューで東は「アシストできましたけどラファ(ラファエル)が上手い形で拾ってくれたので。自分は何回もシュートを外してしまったのでチームに申し訳ないことをしてしまった」と反省の言葉が続いた。それでも「練習から危機感を持ってやっていたので、それが結果につながってうれしい。勝てたことがうれしいです」と笑顔を浮かべた。

 前節は今季最多となる4失点の大敗だったが、今節では李の出場停止を受けて、今季初先発した石原が守備で大きくチームに貢献。大宮が大敗を喫した負の流れを自ら断ち切り、1点を死守して2試合ぶりの無失点勝利を手にした。

(文 片岡涼)

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