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3戦12失点…福岡は開幕9連敗

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[6.11 J1第14節 福岡0-3C大阪 レベスタ]

 リーグ戦で勝ちのないチーム同士の一戦となったがアビスパ福岡はまたも勝つことができず。C大阪に0-3で完敗した。ここまで3戦連続でゴールを決め、一人気を吐いていたFW岡本英也も不発に終わり、試合を通じて23本のシュートを受けると3失点を喫した。

 前半9分、右CKからのボールを大きくクリアすることができず、簡単に自陣内でボールを渡すと最後はFWホドリゴ・ピンパォンにシュートを決められた。さらに同44分には左サイドを崩され、押し込まれるとMF倉田秋にゴールを許し、0-2と突き放された。前半終了間際の同45分にはFW城後寿がミドルシュートを狙ったがクロスバー上方へ外れた。

 2点を追う後半20分には、MF田中佑昌のスルーパスに右サイドを抜け出した城後が右クロス。最後は岡本がPA内右からシュートを狙ったがわずかにポスト右へ外れた。直後の同22分にはMF鈴木惇に代わって、前節で得点を決めたFW重松健太郎を投入。これに伴い、システムを4-2-3-1から4-1-3-2に変更。ワンボランチをMF末吉隼也が務め、重松と岡本の2トップに布陣を変更した。なんとか1点を奪おうと攻めにかかるが、決定的な場面をつくることはできず。逆に前がかりになり、裏を取られる場面が目立ち始める。すると、同30分にU-22代表MF清武弘嗣にダメを押すゴールを決められてしまった。そのまま試合は終了。0-3での敗戦となった。

 これで開幕戦から9連敗。さらにはここ3試合で計12失点と大崩れする試合が続いている。試合後のテレビインタビューで篠田善之監督は「全体を通じて良くなかった。すべてが噛み合ってなかった」と苦い表情。「この苦しい状況をスタッフも含めて冷静に受け止めるしかない」と話すのが精一杯だった。

(文 片岡涼)

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