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17歳FW久保が2発!!京都が大分下し8戦ぶり白星

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[6.12 J2第16節 京都2-0大分 西京極]

 京都サンガF.C.が現役高校生FW久保裕也の2得点で大分トリニータに2-0で勝利した。4月24日の岡山戦(2-1)以来、8試合ぶりの白星に試合後、選手たちは安堵の表情を浮かべていた。2得点を決めた久保は今季通算5得点となった。

 若きエースが結果を残した。前半7分、FW中山博貴がPA内左でボールキープ。DFを引き付けると中央の久保へ折り返した。これを久保が左足で蹴りこみ、先制点。前節の鳥取戦(1-2)に続くゴールで鳥取の出鼻をくじいた。

 さらに前半45分にはロングパスに左サイドを抜け出すとGKが飛び出してきたのを見逃さず、技ありのループシュート。ゴールネット右へ吸い込まれた。17歳の頑張りに守備陣も応えると、相手の攻撃をことごとくストップ。今季初の完封勝利を手に入れた。

 久保は試合後のテレビインタビューで「3点目も欲しかったですけど、とにかく勝てて良かった」と一言。それでも勝利に笑顔をみせることなく、表情を引き締めて「きょうの試合はきょうで忘れて、次またしっかり戦いたい。先のことを考えずに次の試合で勝てるように準備しないと」とキッパリ話した。17歳の頼れるエースがチームを引っ張っていく。

(文 片岡涼)

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