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北九州対鳥栖は互いに決定力欠きスコアレスドロー

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[6.12 J2第16節 北九州0-0鳥栖 本城]

 ギラヴァンツ北九州サガン鳥栖の九州ダービーは互いに決定力を欠き、スコアレスドローに終わった。前節終了時点で3位と好調な鳥栖が前半はペースを握ったが、後半に入ると、流れが一変。北九州がMF安田晃大を中心に立て続けに決定機をつくったが、決め切れなかった。

 後半11分、カウンターから安田が中央をドリブルで駆け上がり、左サイドに展開。MF森村昂太の折り返しにFW長野聡、FW池元友樹の2トップが飛び込んだが、わずかに合わなかった。同14分には縦パスに抜け出した安田がGKもかわしてシュート。無人のゴールに流し込むだけだったが、ポストに当ててしまった。同19分のMF木村祐志の直接FKはクロスバーを直撃。再三のチャンスを生かせなかった。

 すると、後半40分にDF福井諒司がこの日2枚目の警告を受け、退場処分。10人での戦いを余儀なくされると、それでも終了間際にカウンターから安田に再び決定機が訪れたが、シュートは枠を外れ、0-0のまま痛み分けに終わった。

 鳥栖も今季5得点のMF早坂良太を中心にチャンスをつくったが、後半8分、早坂の強烈なシュートはGK佐藤優也が好セーブ。同31分にもカウンターから早坂が持ち上がり、MF金民友が決定機を迎えたが、またもGKの好守に阻まれた。これで前節の徳島戦(1-1)に続いて2戦連続ドロー。首位・千葉を追走したい鳥栖にとっては2試合続けての足踏みとなった。

(文 西山紘平)

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