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ホームで5失点大敗の大宮「何よりハードワークできてなかった」

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[6・15 J1第15節 大宮0-5川崎F NACK]

「0-5という敗戦に非常にがっかりしています」(大宮公式サイトより)。鈴木淳監督もそう失望感を口にしていたが、大宮アルディージャはホームに集まったサポーターの声援に応えることができないまま、今季最多の5失点。これで今季のホーム、NACK5スタジアム大宮での成績は2分3敗となった。

「きょうこそホームで白星を」の気合がどこかで空回りしてしまったのか。U-22日本代表に合流中のMF東慶悟を欠く試合であったものの、序盤の大宮はまずまずの立ち上がりを見せていた。前半1分、3分と立て続けにFW李天秀が立て続けにGKと1対1の好機を迎える。その後もFWラファエルやMF藤本主税を起点に攻め、右SB渡部大輔もオーバーラップを繰り出すなど敵陣でのプレーを続けた。

 だが、攻勢だった序盤に先制できず、徐々に川崎Fにボールポゼッションされる時間が増えると、試合の主導権も相手へ。そして前半終了間際の連続失点で一気に劣勢へ立たされることになった。加えて「『もっとしっかりボールを動かしていこう』と送り出した」(鈴木監督)という後半は逆に守備が手薄となり、19分に痛恨の3失点目。これで集中力の切れたチームはさらに2点を奪われてしまった。

 屈辱的な0-5という結果についてDF深谷友基は「相手よりも強い気持ち、というのも足りなかったですし、何よりもハードワークできていませんでした。この試合は90分間を通して、技術云々よりもそういうところが足りなかったと思っています」と反省。GK北野貴之は「この後のアウェーゲームにしっかりと勝ち、ホームにいい形で戻ってきて、皆さんが感動できる1勝を必ずプレゼントしたいと思っています」と誓っていた。
 
(文 吉田太郎)

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