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東京Vが5発大勝!!今季初先発の阿部が2発

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[6.19 J2第17節 富山1-5東京V 富山]

 東京ヴェルディカターレ富山に5-1で圧勝し、5戦ぶりの勝利を手に入れた。今季初先発のFW阿部拓馬が2得点の活躍をみせると、怒涛のゴールラッシュをみせた。一方、敗れた富山はこれで7戦勝ちなし(2分5敗)と苦しい状況が続いている。

 前半13分のプレーでFW井上平が右足を負傷。一度はプレーを続行するものの同21分にMF高木善朗と交代した。アクシデントで試合は幕を開けたが同27分、MF河野広貴の右CKにニアサイドの阿部が頭で合わせ、先制点を決めた。

 さらに同29分にはGK柴崎貴広からのボールを相手陣内で受けた阿部がうまくボールを足元につけると右足を一閃。ゴールまで約30mの距離からミドルシュートを決めて、2点差にリードを広げる。さらに同31分にはPA外左、遠目の位置からのFKを河野が直接沈めた。見事な弾道を描いたボールは誰にも触れることなく、ゴール前でワンバウンドし、ゴール右へ吸い込まれた。同42分にはDF土屋征夫の2戦連続ゴールで4点目。前半終了間際のロスタイム1分、FW苔口卓也に1点を返されたが、4-1と大量リードで前半を折り返した。

 迎えた後半も果敢に攻め続ける。後半38分、MF菊岡拓朗の左クロスをファーサイドの阿部が頭で折り返すと、最後は高木善が左足で流し込んだ。ユトレヒト(オランダ)への移籍で基本合意に達している高木の今季初ゴールで5-1とダメを押すと、そのまま試合は終了し、東京Vが勝ち点3を手に入れた。

 試合後のテレビインタビューで阿部は「ずっと勝ち星がなかったので勝てて良かったです。これを次につなげて、ここから連勝していきたい」と意気込んだ。この日は守ってもここ2戦で5失点を喫していた守備陣が最少失点に抑え込んだ。CBで起用されたDF高橋祥平、今季初先発で左SBを務めたDF和田拓也も奮闘。攻守に渡って若手がチームを牽引し、白星を勝ち取った。

(文 片岡涼)

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