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札幌と富山はスコアレス、守備陣奮闘の富山は6戦ぶりの無失点

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[6.26 J2第18節 札幌0-0富山 札幌ド]

 コンサドーレ札幌はカターレ富山と0-0で引き分けた。終盤に怒涛の攻撃をみせたものの1点が奪えず、前節の岐阜戦(3-1)で3得点を決めた攻撃陣は不発に終わった。一方、富山はこれで8戦勝ちなし(3分5敗)となったものの、ここ2試合で8失点中の守備陣がこの日は意地をみせ、連敗は2でストップした。

 札幌は、前節でプロ初ゴールを決めたMF横野純貴が2戦連続弾を狙い、果敢に仕掛けたがゴールが遠かった。前半14分にはオーバーラップを仕掛けたDF日高拓磨が右クロスを入れたが、横野に合わせることはできない。その後もクロスに合わせて走りこんだが、相手DFに阻まれた。FW近藤祐介もミドルシュートを狙ったが枠を外れた。度重なるセットプレーからチャンスをつくるも、枠内へシュートを打てずに時間は過ぎた。

 後半も札幌が圧倒したがゴールは奪えない。後半22分にはMF砂川誠がPA外左から直接FKを狙ったが、これはクロスバーを叩いた。サイド攻撃を起点にチャンスをつくるも、決定的な場面は少ないまま、試合は終了。スコアレスドローで終わった。

 一方、3戦ぶりの勝ち点を手にした富山は押し込まれながらもFW苔口卓也やFW黒部光昭らが奮闘。しかしミドルシュートはいずれも枠を外し、ゴールはならず。前半6分にはMF大西容平の左クロスにDF江添建次郎が頭で合わせたがGKに止められた。それでも守備陣が必死に相手の攻撃をシャットアウト。前節・東京V戦(1-5)での5失点での大敗を払拭しようとブロックをつくり、耐え続けた。勝利はならなかったものの、5月13日の京都戦(0-0)以来、6戦ぶりの無失点で試合を終えた。
 
(文 片岡涼)

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