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観衆27,519人の大分vsF東京はスコアレスドロー

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[7・9 J2第20節 大分0-0F東京 大銀ド]

 5連勝のFC東京をホーム・大分トリニータが迎え撃った大分銀行ドームでの一戦。「7.9大分総力戦」と銘打たれた大分のチーム、サポーター、スポンサー企業、行政、マスコミ、全ての力を集結した総力戦には27,519人のサポーターが駆けつけた。

 その中で行われた試合は序盤から連勝中のF東京が大分ゴールを目指して攻め込む。DF徳永悠平やMF谷澤達也、MF田邉草民らが積極的にシュートを放ち、大分に圧力をかけていく。対してカウンターから反撃する大分はFW森島康仁が左足でゴールを狙い、MF西弘則がサイドからF東京守備陣に穴を開けようとする。

 自力で勝るF東京は後半も決定機をつくるが、6分に左CKから梶山が放ったヘディングシュートなどシュート19本を放ちながら、好守を連発する大分GK清水圭介から得点することができない。一方の大分も後半36分にFW三平和司が抜け出してGKと1対1になる好機があったものの、GK塩田仁史の守るF東京ゴールを破ることはできず、0-0で引き分けた。

 大分公式サイトによるとF東京の大熊清監督は「前半からチャンスはあったが、もっと思い切ってシュートを打ってほしかった。ゴールに迫った場面で正確性が足りなかった。塩田は決定機をよく防いでくれたと思う」。一方、大歓声に支えられて3位・F東京から勝ち点1を奪った大分の田坂和昭監督は「この場を借りてサポーターの皆様、そして関係者、マスコミの皆さんに感謝したい。この3万人プロジェクトを完結させるためには、FC東京に勝利することだったが、相手も非常に手強かった。前半は上手く試合が運べずにいたが、後半は絶対に負けない、という気持ちのもとで、勝つまでには至らなかったものの、選手たちが頑張って勝ち点1をもぎ取ってくれた」と感謝していた。

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