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仙台、今季本拠地初ナイターも4戦未勝利

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[7・13 J1第4節 仙台0-0清水 ユアスタ]

 東日本大震災から4ヵ月が経過し、ベガルタ仙台はホーム・ユアテックスタジアム仙台で今季初のナイターゲームを行った。3月11日の震災で電球破損、電線ケーブル切断など、照明設備が破損。そこからようやく復旧したスタジアムで勝ち点3を狙ったが、6月26日のアウェーゲームで今季初黒星をつけられた清水の前に、前半は思うようなゲームを展開できず、DFの背後を取られてフィニッシュにまで持ち込まれる場面があった。

 それでもMF松下年宏の右アーリークロスに5試合ぶり先発のFW太田吉彰が走りこむなどゴールへの意欲を見せる。25分、左サイドのMF梁勇基への展開から太田を経由して最後は松下が左足ダイレクトでシュート。32分には松下の右CKからFW赤嶺真吾の放ったヘディングシュートがゴールを捉える。だが清水GK碓井健平の右手を弾いたボールは左ポストを叩いてゴールの外へ。手倉森誠監督から「集中して強い気持ちでゴールを目指そう」と送り出された後半はさらにゴールへの圧力を強めたものの、1点が遠かった。

 後半も攻める姿勢を貫く仙台はスルーパスにSB菅井直樹が飛び込み、松下の好キックから決定機をつくる。だが試合後のインタビューで手倉森監督が「初めて土をつけられて借りを返したいという思いで臨んだが、今節もGKの碓井に止められてしまった」と悔しがったように、後半2分に松下の右CKからDF鎌田次郎が頭で合わせた一撃を再び碓井の好守に阻まれるなど、好セーブを連発する相手GKの牙城を最後まで崩すことができなかった。

 これでチームは6月26日の清水戦以降4試合連続で白星のない状態。その4試合で1得点と苦しい状況が続いている。だが「止められてしまったけど取りに行く姿勢は出せた」という指揮官も納得していたゴールへの意欲を、次こそ結果に結びつける。

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