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福岡が今季2勝目、最下位脱出へ勝ち点2差

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[7・13 J1第4節 福岡1-0大宮 レベスタ]

 1勝1分13敗と苦しむアビスパ福岡が2日の甲府戦に続くホーム2連勝を飾り、勝ち点を7へ伸ばした。

 ヒーローはホームで行われた開幕戦(対新潟)の後半35分に退場し、その後左足関節捻挫など負傷に苦しんだMF成岡翔だった。0-0で迎えた前半42分、福岡は出場停止明けのMF末吉隼也が右CK。大宮はGK北野貴之がパンチングでクリアしたものの、ペナルティアークのやや外側へ飛んだボールの落下点にいた成岡が頭でゴール方向へ跳ね返す。DFの頭上を超えたボールは、放物線を描いてそのままゴールに吸い込まれた。この貴重な先制ゴールが決勝点となった。

 昨季まで磐田の10番を背負ってきた成岡だが、期待された福岡1年目のシーズンは前節まで先発わずか4試合。だが6月25日の古巣・磐田戦に続く今季2点目が初めて福岡の勝利に結びつくゴールとなった。成岡は試合後のインタビューで「開幕戦で退場して、ケガで貢献できなかった。でもこうして使ってもらって、結果を残そうと頑張っている」。その思いがチーム2勝目をもたらした。

 チームは立ち上がりから成岡やFW田中佑昌、MF中町公祐らが積極的にゴールを目指し、攻勢に試合を進めた。ディフェンス面でも前線から果敢にボールを追って相手のリズムを崩そうとする。前節は川崎Fに3ゴールを奪われたが、この日は今季4勝すべてをアウェーで挙げている大宮にシュート15本を許しながらも、GK六反勇治らの好守で無失点勝利。17位の山形との勝ち点差は2となった。成岡や主将の中町がケガによる離脱から復帰し、結果も伴ってきたチームはこれから一つずつ階段を上っていく。

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