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アウェー戦“首位タイ”の5勝目、大宮が仙台撃破

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[7・23 J1第6節 仙台0-1大宮 ユアスタ]

 今季のアウェー戦成績が4勝3分1敗の大宮アルディージャが、ホーム戦無敗のベガルタ仙台をアウェーで撃破した。

 ホーム未勝利と苦戦の続く大宮だが、アウェーで見せる強さは“ホンモノ”だ。この日は前節の横浜FM戦でふくらはぎを痛めたCB深谷友基が先発を外れたが、3試合ぶりの先発となったDF坪内秀介らディフェンス陣が相手の素早いカウンターをしっかりと対応して決定機をつくらせない。
 
 そして元韓国代表MF李天秀のミドルシュートやFWラファエルのオーバーヘッドなど果敢にゴールを狙う大宮は後半7分、右ショートコーナーからMF上田康太が上げたクロスボールを李天秀が押し込み先制点。この1点をGK北野貴之の好守などで守り1-0で勝利した。

 前節ホームで行われた横浜FM戦では終始試合をコントロールし、シュート数でも現在首位に立っている相手を19対12と大きく上回ったものの1-1。ホームでは4分5敗と未だ勝ち星がない。だがアウェーにおいては鹿島を敗戦目前にまで追い込んだ開幕戦を皮切りに王者・名古屋とも引き分け、好調な磐田やC大阪を沈めた。アウェーで挙げている5勝は首位・横浜FMと2位の柏と同数でトップタイ。ホームでの苦戦を見事に穴埋めしている。

 ただチームがほしいのはやはりホームでの勝ち点3。クラブ公式サイトによると仙台戦を控えた練習でDF杉山新は「勝つことによって、チームの流れも上向きに変わると思います」と12位からの上昇へ向けて話していたようだが、その言葉どおりにこの日挙げた勝利を浮上と、ホームでの好成績につなげることができるか。鈴木淳監督は試合後のインタビューで「ホームの試合は次の次になりますが、ホームの試合もしっかりと勝ち点3取りたい」と宣言。次節のアウェー横浜FM、そして8月7日のホーム仙台戦を連勝する。

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