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7月未勝利の仙台「今日は勝ち点3を」の誓い果たせず

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[7・23 J1第6節 仙台0-1大宮 ユアスタ]

「試合前、チームには『4月、5月、6月と、勝ち点3を東北に届けてきた。7月はまだ届けていないぞ』というところで、『今日は勝ち点3をプレゼントできるように頑張ろうという話をしました。もう一回、折り返しでいいスタートを切れなかったですけれども、ホームで土がついた後のスタートのところで次から進めるように、精進していきたいと思います」(仙台公式サイトより)。0-1で敗れた試合後、ベガルタ仙台手倉森誠監督は無念の弁をしていたが、これで仙台の7月の成績は2分3敗となってしまった。

 開幕から12試合無敗で快調に勝ち点を重ねていた仙台だが、ここへ来て足踏みしてしまっている。原因は“ゴール欠乏症”。初黒星を喫した清水戦を0-1で落として以降の6試合でのゴール数はわずか1と、攻撃陣の不振が続いている。

 この日もシュートは10本放ったが、ゴールが遠かった。後半5分にドリブルでPAへ切れ込んだMF梁勇基のシュートはGKに阻まれ、同14分にFW赤嶺真吾とのワンツーから梁が放った右足シュートやロスタイムのDF鎌田次郎のヘディングシュートなど惜しい場面はあったが、決め切れなかった。

 6試合勝利がないとはいえ、3失点で敗れた前節の鹿島戦を除くと、残りの試合はいずれも相手を1点以内に抑えている。この日もゴール前での接触プレーで鼻骨を負傷したDF菅井直樹を前半18分に失いながらも、守備陣は奮闘していた。それだけに「ここのところで精度が落ちてきている」(手倉森監督)セットプレーとカウンター攻撃の精度をもう一度高め、そして早くゴールを奪ってトンネルを抜け出したい。

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