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2節連続で首位チーム下す大金星!!北九州がF東京に続いて徳島も撃破

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[8.5 J2第3節 徳島0-1北九州 鳴門大塚]

 2試合連続の金星だ。ギラヴァンツ北九州は敵地で首位徳島ヴォルティスと対戦。後半18分、MF安田晃大が決めた先制点を守り抜き、1-0で競り勝った。前節7月30日には、11戦無敗で首位に立っていたF東京を1-0で下す大金星。12試合ぶりの黒星を付け、首位から引きずり落とした。今度は徳島に8試合ぶりの土を付け、2節連続で首位チームを撃破した。

 勢いが運も味方に付けた。後半18分、左サイドでFW池元友樹からパスを受けた安田がドリブルで中に切れ込む。PA外から右足を振り抜いたシュートはDFに当たってコースが変わり、ゴール左隅に吸い込まれた。

「打てば入るかなと思って、思い切り打ったら相手に当たって入ってよかった」。試合後のインタビューで笑顔を見せた安田の値千金の一発が決勝点になった。

 ホームで負けるわけにはいかない徳島も怒涛の反撃を見せた。後半21分、FW徳重隆明、FWドウグラスを同時投入すると、同27分にはFW柿谷曜一朗のロングスローからドウグラスが頭でつなぎ、最後は徳重が狙ったが、GKの好セーブに阻まれた。同34分には左CKのこぼれ球をもう一度つないで徳重が左クロス。DF島村毅がヘディングで叩き付けたが、枠を捉えられなかった。

 気迫のディフェンスで徳島の猛攻に耐える北九州。後半36分にはパスミスからMFディビッドソン純マーカスにミドルシュートを打たれたが、クロスバーに救われる。安田の決めた1点を最後まで死守し、1-0で逃げ切った。

 J2初参戦の昨季はわずか1勝で最下位に終わった北九州が、意外な“台風の目”になっている。昇格候補筆頭のF東京に続いて徳島を連破。クラブ史上初の3連勝を飾り、最近8試合で6勝1分1敗と快進撃を続けている。「1週間、自分たちがいい準備をしたことが結果につながってよかった」と安田は胸を張る。順位は5位のままだが、徳島との勝ち点差は4に縮めた。昇格圏内となる3位とも暫定で勝ち点2差。J参入2年目で昇格争いに食い込む勢いを見せる北九州が、真夏の主役に躍り出る。

[写真]後半18分、先制点を決めたMF安田晃大がピッチに座り込んで笑顔

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