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愛媛、U-22代表FW齋藤アシストから杉浦V弾

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[8・6 J2第3節 愛媛1-0富山 ニンスタ]

 愛媛FCがMF杉浦恭平の決勝ゴールにより、カターレ富山を1-0で下した。愛媛は前半32分、ダイレクトのパスワークから左サイドのU-22日本代表FW齋藤学がディフェンスラインとGKの間へ絶妙なスルーパス。これに走り込んだ杉浦が左足で決勝ゴールを流し込んだ。今季2ゴール目となった一撃に大喜びの杉浦と愛媛イレブン。試合終盤には縦パスで抜け出した富山DF福田俊介に決定的なシュートを放たれたが、GK川北裕介がビッグセーブを見せるなど、この1点を守った愛媛は2試合ぶりの勝利で順位を暫定8位へ引き上げた。

 ロンドン五輪世代コンビが生み出した決勝点で勝利した愛媛だが、特に光ったのが“関塚ジャパン”初選出の齋藤だ。決勝ゴールをアシストしたほか、ドリブルで強引な突破を図り、決定的なシュートを放つなど躍動した。今季、横浜FMから愛媛にレンタル移籍した齋藤は前節までJ2得点ランキング2位タイの7得点。インパクト十分の活躍でU-22代表入りを勝ち取った。4日のU-22日本代表エジプト戦メンバー発表会見で関塚隆監督も「2次予選の前から非常に注目していた。何試合か見に行っていましたし、非常にサイドからのアタックがいい」と招集理由を明かしていたが、この日決勝ゴールを演出するなど改めてその実力を証明した。

 横浜FM時代にともにプレーした元日本代表DF松田直樹さんが急性心筋梗塞のため急逝。齋藤にとってはその魂も込めて戦った一戦でもあった。試合後のインタビューで涙ながらに「気持ちを込めた試合だった。もっと頑張らないといけない」と口にした齋藤。誓いを胸に、初のU-22代表合宿、エジプトとの親善試合に臨む。

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