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浅野監督初陣も零封負け…福岡は公式戦5試合連続のノーゴール

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[8.7 J1第20節 G大阪2-0福岡 万博]

 指揮官交代という“ショック療法”も結果にはつながらなかった。最下位のアビスパ福岡浅野哲也新監督の初陣で0-2の零封負け。公式戦5試合連続ノーゴールで、公式戦4連敗となった。

 3日に篠田善之前監督の解任と浅野ヘッドコーチの監督昇格を発表した福岡。FW高橋泰が1トップで今季初先発を果たし、今季5得点でチーム得点王のMF岡本英也も11試合ぶりに先発した。メンバーをテコ入れして臨んだ浅野体制初陣だったが、この日もゴールが遠かった。

 前半のシュート数はわずか2本。前半43分、MF成岡翔が左サイドに展開し、岡本がカットインから右足でミドルシュートを狙ったが、ゴール左に外れる。後半は次々と攻撃的なカードを切り、G大阪陣内に攻め込む時間も増えたが、最後の精度を欠いた。

 後半のシュート数はG大阪の4本に対し、6本。チャンスの数では上回っていた。後半10分には岡本が左サイドで粘り、マイナスのパスを受けたMF末吉隼也がスルーパス。成岡がPA内に抜け出し、左足で狙ったが、ゴール左へ外れる。同14分、右CKから末吉がトリックプレーでマイナスに戻し、MF中町公祐がPA外からシュート。しかし、これも枠をとらえ切れなかった。

 浅野監督は試合後のインタビューで「前半は球際が緩くて、G大阪のうまいパス回しに後手を踏んだ。後半のようなアグレッシブな戦いを考えていたが、なかなかうまくいかないですね」と自身のJリーグ初采配を振り返り、「距離感はいいけど、ボールにいくところのアプローチや球際の強さ、そういう基本的なところを徹底しないといけない」と、まずは守備からチームを立て直していく考えを示していた。

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