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ピンパォンが移籍即ゴールも…大宮は2点差守れずまたもホーム初勝利逃す

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[8.7 J1第20節 大宮2-2仙台 NACK]

 また勝てなかった。今季ホーム初勝利を狙った大宮アルディージャは2点リードを守れず、悪夢の2-2ドロー。これで開幕から5分5敗と、いまだホームで初勝利を挙げられずにいる。

 新加入のFWホドリゴ・ピンパォンの移籍後初ゴールも勝利には結び付かなかった。3日に獲得が発表されたばかりのブラジル人FWはさっそく先発し、FWラファエルと2トップを組んだ。前半14分、MF李天秀の右クロスがDFに当たってファーサイドにこぼれたボールをラファエルが右足で蹴り込み、先制点。同40分にはMF青木拓矢のスルーパスに右サイドを抜け出したラファエルの折り返しをピンパォンが左足で流し込み、2-0と突き放した。

「前半は非常によかった。ピンパォンもよく動いていたし、ラファエルとのコンビも初めての試合にしてはよかった」。鈴木淳監督も助っ人FWのパフォーマンスに及第点の評価を与えたが、後半に入って試合の流れは一変する。攻勢を強める仙台に対し、守勢を強いられ、後半10分に失点。1点差に追い上げられると、さらに仙台が勢い付いた。

「後半は入りが悪くて、押し込まれて。もう少し我慢できればよかったけど、10分たたないところでやられてしまった」。結局、後半32分にセットプレーから同点ゴールを許し、2-2のドロー。指揮官は試合後のインタビューで「攻撃は以前から悪くなかったが、決めるところを決められてなかった。ピンパォンが入って決定力が上がればと思うが、守備の力が不足している。あそこで守備で跳ね返せるようになると、3点目が取れるのかなと思う」と、徐々にかみ合い出した攻撃面に手応えを感じながらも、それを支える守備に不満を口にしていた。

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