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551分ぶりゴールから鼻骨骨折の菅井が同点弾、仙台が2点差追い付く

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[8.7 J1第20節 大宮2-2仙台 NACK]

 5試合連続ノーゴールで7試合勝利のなかったベガルタ仙台が2点差を追い付く執念の2-2ドローで勝ち点1を手にした。7月2日の名古屋戦(1-1)以来、6試合ぶりとなるゴールが生まれるなど8試合ぶりに複数得点を挙げたが、勝ち切ることはできず。リーグ戦では今季初黒星を喫した6月26日の清水戦(0-1)以降、8試合連続白星なし(4分4敗)となった。

 気持ちで押し込んだ。1-2で迎えた後半32分。MF松下年宏の右CKをファーサイドのDFチョ・ビョングクがヘディングシュート。左ポストを叩いたボールは右方向に流れると、ニアサイドに飛び込み、ゴール前で倒れ込んでいたDF菅井直樹の目の前にこぼれた。菅井は倒れたまま左足を振り、ゴールに押し込む。7月23日の大宮戦で鼻骨を骨折し、2試合ぶりに強行復帰した菅井の同点弾で引き分けに持ち込んだ。

 前半に2点を先行される苦しい展開だった。前半45分にはFW太田吉彰のシュートがポストを直撃。今日もまた点を取れないのか……。そんな雰囲気をエースのひと蹴りが吹き払った。後半10分、MF梁勇基が左サイドから折り返したボールをFW赤嶺真吾が右足で押し込む。名古屋戦の前半44分に梁が決めた得点以来、実に551分ぶりとなるゴールでチームは息を吹き返した。

 逆転までは至らず、これで8戦未勝利となったが、久々に生まれたゴール、そして2点ビハインドを跳ね返した粘りはシーズン序盤を思い起こさせるものだった。次節13日はホーム鹿島戦。次こそはユアスタのサポーターに勝利をプレゼントする。

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