beacon

2点ビハインド追い付いた湘南、10人の大分に勝ち越すことはできず

このエントリーをはてなブックマークに追加
[8.7 J2第3節 湘南2-2大分 平塚]

 2連勝中の大分トリニータは2点リードを守れず、湘南ベルマーレと2-2の引き分けに終わった。2-2の後半30分には大分のFW森島康仁が2枚目の警告で退場。数的優位に立った湘南だったが、勝ち越すことはできず、勝ち点1を分け合う痛み分けとなった。

 前後半でまったく別の試合となった。大分は前半9分、高い位置で相手ボールをカットしたMF井上裕大から森島とつながり、スルーパスに抜け出したFW前田俊介が左足で先制点。前田の出場試合3戦連発4得点目でリードを奪うと、同39分にはMFチェ・ジョンハンの左CKが相手DFに当たってファーサイドに流れたボールをDF作田裕次が頭で押し込み、2-0と突き放した。

 2点ビハインドとなった湘南も後半に入って怒涛の反撃を見せる。立ち上がりの2分、FW佐々木竜太の左クロスからMF菊池大介がヘディングシュート。菊池の今季初ゴールで1点差に迫ると、後半28分にはMFアジエルからラストパスを受けたMF永木亮太がPA内右サイドからゴール左隅に流し込み、2-2の同点に追い付いた。

 後半30分には大分の森島がこの日2枚目の警告で退場。数的優位に立った湘南は一気に勝ち越しを目指したが、同39分の菊池のシュートもGKの好セーブに阻まれ、3点目を決めることはできなかった。

 湘南によると、菊池は「ゴールを決められたのはよかったけど、追加点を決められなかった。その後のチャンスも2、3回あったので、そこで決めていればと悔やまれる」とコメント。永木も「後半はみんな前から前から厳しくプレスをかけられていたと思う。セカンドボールもうちが拾えていたし、相手も前半の勢いはなくなっていた。だからこそ本当にあと1点取れなかったことが悔しい。勝ち点3がほしかった」と唇をかんだ。

TOP