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大宮はG大阪に敗れて4戦ぶり黒星、指揮官「力の差が出た」

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[9.10 J1第25節 G大阪2-0大宮 万博]

 大宮アルディージャはG大阪に0-2で敗れ、4戦ぶりの黒星を喫した。前節の磐田戦(2-0)で手にした今季ホーム初白星を弾みにしたいところだったが、勝ち点3を手にすることはできなかった。

 大宮はMF上田康太が出場停止の影響でMF金澤慎が10戦ぶりの先発出場。右第5中足骨骨折で負傷離脱したMF渡部大輔に代わり、DF村上和弘が右SBに入り、2戦ぶりに先発した。

 試合後のテレビインタビューで鈴木淳監督は「最終的に力の差が出てしまった。ゴール前での差。向こうはゴール前で守れたし、(大宮は)守れない。向こうは決められたし、(大宮は)決められなかったというゲームだったんじゃないか」と唇を噛んだ。FWラファエルを中心にチャンスをつくったが1点が奪えずに零封負けを喫した。

 前半40分にはDF明神智和のパスミスを見逃さずに、FW石原直樹がボールを奪うとカウンター。一気に攻め込みチャンスをつくった。しかし、石原からのラストパスを受けたラファエルがPA内左から放ったシュートはGKに止められた。すると直後の同43分、金澤からGK北野貴之へのバックパスを相手FWにカットされる。PA外中央へ流れたボールを必死に北野が追ったが、間に合わない。走り込んできたFWイ・グノにシュートを決められた。0-1で前半を終えた。

 後半に入り、なんとか1点が欲しい大宮は果敢に攻める。後半8分にはロンドン五輪アジア最終予選のU-22マレーシア戦を戦うU-22日本代表に選出されたMF東慶悟がチャンスをつくる。東がボールキープから前線のラファエルへパス。しかしラファエルのシュートはGKに止められた。後半16分には右CKから流れたボールを最後はラファエルがゴール正面からオーバーヘッド。しかし、これもGK正面。結局1点を奪うことができないままに試合は終了。0-2での敗戦となった。

 ここ3試合と負けなし(1勝2分)だったが4戦ぶりの黒星。しかし試合後、鈴木監督は「残りの9試合では我々らしいサッカーをやって、勝ちにこだわってやっていきたい」と前を向いていた。

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