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赤嶺が4戦連発の11G!仙台が新潟を下して3連勝で暫定5位

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[9.17 J1第26節 仙台2-0新潟 ユアスタ]
 ベガルタ仙台が新潟を2-0で下し、今季最多タイで2度目の3連勝をつかんだ。勝ち点を41に伸ばし、あす18日に試合がある鹿島をひとまず抜いて暫定ながら5位に浮上した。
 元日本代表MF関口訓充が右股関節捻挫で欠場した中での勝利。クラブによると、手倉森誠監督は「久しぶりの高橋義希や初めての武藤(FW武藤雄樹)をピッチに送り出せたというところで、またチームは勝点3以上前に進んだような気がします」と大喜びしている。
 ともにナビスコ杯があったため、中2日での試合となった。前半は新潟の速いプレスとFW田中亜土夢の強烈なFK、またMFチョ・ヨンチョルの個人技などに苦しんだが、運も味方したほか、何とかDF鎌田次郎やボランチの角田誠ら守備陣が踏ん張り、前半を0-0で折り返した。すると、絶好調のエースがまた仕事をした。
 後半13分、MF富田晋伍が右サイドからロングボールを入れると、ファーサイドでFW赤嶺真吾がヘディングで折り返す。これを逆サイドから走り込んだDF菅井直樹が低い位置ながらヘディングシュート。ジャストミートせずこぼれたが、これを赤嶺が押し込んで先制点をもたらした。
 赤嶺が4試合連続となる今季11得点目。指揮官が「本当にここのところ調子良くて、常に相手との駆け引きをするという彼本来のプレーを続けてやれるようになってきました。そのなかで、あのこぼれ球をかぐあたりは、うちの点取り屋だな、と思いました。菅井が決めかけたようなゴールだったけれども、それが赤嶺に来るというところが、彼の乗っているところだと思います」と高く評価したエースの一発で、ホームの仙台がリズムをつかんだ。
 そして後半30分には右サイドを仕掛けたMF太田吉彰のクロスがPA内で田中亜土夢のハンドを誘いPKを獲得。これを司令塔の梁勇基がきっちりと決めて2-0とした。その後、新潟の猛攻にあったが、何とか逃げ切りに成功した。
 3連勝でリーグ戦の最近5試合を4勝1分と負けなしの仙台は、次節24日に17日現在3位の横浜FMと対戦する。上位とは少し開きがあるが、勝てば目標とするACL出場権獲得に可能性を残すことになる。上位に残るか、中位に沈むか。横浜FM戦は一つの山場といえる試合となりそうだ。

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