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柿谷2発にエースもPK弾、徳島が今季最多タイ4発快勝で4試合ぶり勝利

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[9.19 J2第28節 徳島4-1岐阜 鳴門大塚]

 徳島ヴォルティスが今季最多タイの4得点で4試合ぶりの勝利を飾った。MF柿谷曜一朗の2得点などでFC岐阜に4-1で快勝。順位も首位・F東京まで勝ち点3差の3位と、再び昇格圏に浮上した。

 最近6試合でわずか4得点。1勝2分3敗と失速気味だった徳島が踏みとどまった。台風15号の影響で激しい雨が降り、ピッチの至るところに水たまりができるなど厳しいピッチコンディションの中、攻撃陣が久々に爆発した。

 立役者は柿谷だ。前半43分、自陣からのDFペ・スンジンのロングフィードに反応。DFラインの背後を取り、丁寧にボールをコントロールすると、落ち着いて右足でゴールに流し込んだ。前節・北九州戦(1-1)に続く2戦連発弾が貴重な先制点。雨で濡れたピッチにヘッドスライディングし、喜びを爆発させた。

 後半開始早々の1分、ロングボールからFW佐藤晃大が頭で流し、FW津田知宏が抜け出すと、PA内で後方からDF野田明弘に倒され、PKを獲得。これを津田が自らゴール中央に豪快に叩き込み、2-0と突き放した。7月30日の富山戦(3-1)以来、7試合ぶりとなるエースの今季6得点目でチームは勢い付いた。

 後半14分、MF斉藤大介の右FKにDF西嶋弘之がヘディングで合わせ、3-0。同19分には津田のラストパスから柿谷が自身2点目を決め、ダメを押した。岐阜も同31分にDF菅和範が1点を返すが、反撃もここまで。取るべき人が取る4発快勝で4試合ぶりの勝ち点3を手にした徳島が、悲願のJ1昇格へラストスパートの体勢を整えた。

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