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DFで先発のイ・ドンミョンが本職に戻って同点弾、大分は草津とドロー

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[9.23 J2第29節 草津1-1大分 正田スタ]

 ザスパ草津と大分トリニータの一戦は1-1の痛み分けに終わった。草津は後半4分、DF御厨貴文の今季初ゴールで先制したが、怒涛の反撃を見せた大分は3バックの左DFで先発したDFイ・ドンミョンが終盤から3トップの一角にポジションを上げ、後半40分に今季初ゴールとなる劇的な同点弾。勝ち点1を分け合った。

 試合が動いたのは後半4分。草津がトリックプレーで先制に成功した。右サイドからのFKのチャンスにキッカーのMF熊林親吾は浮き球のクロスと見せかけてグラウンダーのパスを横に流すと、DF永田拓也がスルーし、フリーの御厨が右足で流し込んだ。

 前半から主導権を握りながら1点ビハインドを負った大分はさらに攻勢を強め、反撃に出るが、FW西弘則のシュートがクロスバーに阻まれるなど、なかなか同点に追い付けない。すると、田坂和昭監督は後半36分にFW刀根亮輔に代えてDF松原健を投入し、イ・ドンミョンを前線に上げる。この采配がずばり的中。今季、岡山から加入したFWが本職に戻り、同30分にMF三平和司の右クロスから打点の高いヘディングで同点ゴールを叩き込んだ。

 2試合連続ドローとなった大分だが、MF土岐田洸平、FW前田俊介を出場停止で欠く中、土壇場で追い付いてのドロー。クラブによると、田坂監督は「ハーフタイムに『こういう試合は逆に気をつけろ。風もあるし、特にカウンターに注意しろ』と話をしたあとの失点だったので、その点については残念だった」としながらも「交代の選手が活性化してくれたことで同点に追いついたのは非常に大きい」と力を込めていた。

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