[9.28 J2第5節 湘南2-0富山 平塚]

　湘南ベルマーレはFW高山薫の2得点でカターレ富山に2-0で快勝した。新人ながらチーム得点王の高山。最近2試合は左MFで先発していた大卒ルーキーが本職のFW起用に応えた。初の1試合2得点で最近4戦4発とし、今季通算7得点となった。

　前半3分、MF菊池大介のFKからDF遠藤航がヘディングシュートを放つなど立ち上がりからチャンスをつくった湘南は開始7分で均衡を破る。MF永木亮太のスルーパスからPA内左に抜け出した高山が左足でゴール右隅に流し込む先制点。前半34分のDF臼井幸平のミドルシュートはGKの好セーブに阻まれたが、このプレーで獲得したCKから追加点を奪った。同35分、MF坂本紘司の右CKに合わせたのはまたも高山。鮮やかなヘディングシュートで2-0と突き放した。

　後半は富山も反撃に出たが、後半15分、途中出場のFW平野甲斐が放ったボレーシュートは枠外。同29分にはPA内からFW苔口卓也、MF大西容平が立て続けにシュートを狙うも湘南守備陣が体を張って防ぐ。同35分、苔口の強烈な右足ミドルもGK西部洋平が好セーブ。湘南はロスタイムにDF山口貴弘が2枚目の警告で退場し、数的不利に立たされたが、最後まで集中力を切らさず、7試合ぶりの無失点で試合を終えた。