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仙台が渡辺&菅井ゴールでC大阪を一蹴、5連勝飾る

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[10.2 J1第28節 仙台2-1C大阪 ユアスタ]

 5位ベガルタ仙台がセットプレーからの2得点をきめ、C大阪に2-1で勝利した。2点を先取した後半42分にはPKで1点を返されたが、リードを守りきり、過去のクラブ最多タイ記録となる5連勝を飾った。4位・横浜FMとの勝ち点差を4差に詰めた。

 DF鎌田次郎が出場停止のため、9試合ぶりに先発したDF渡辺広大が結果を出した。前半21分、MF梁勇基の右CKをファーサイドのFW柳沢敦が頭で折り返す。最後は渡辺が右足で蹴り込み、シュートを決めた。渡辺の今季2点目で仙台が先制に成功した。

 さらに前半40分には追加点。梁の右CKに合わせたのはMF角田誠だった。頭で落とすとDF菅井直樹がゴール右からシュート。一度はGKに弾かれたが、こぼれを自ら蹴り入れて、2-0に突き放すゴールを決めた。圧倒的な攻撃力を誇るC大阪に自由な攻撃を許さずにリードしたまま前半を折り返した。

 後半に入っても仙台が試合の主導権を握り続ける。試合後のテレビインタビューで手倉森誠監督が「手堅い守備が出来たかな」と話したように、相手に簡単にショートパスをつながせず、C大阪の攻撃の芽を摘んだ。終了間際の後半42分には、MF関口訓充がPA内でFW小松塁を倒してしまい、PKを献上。これを小松に決められて1点差に詰め寄られた。直後の44分には左サイドから押し込まれ、ゴールネットを揺らされたがオフサイドの判定。なんとか1点差を守りきった仙台が2-1で勝利した。

 試合後のテレビインタビューで決勝点を決めた菅井は、今季7点目のゴールにも「たまたまです」とハニかみながら一言。「勝ちたい気持ちと決めてやるんだって気持ちで必死に押し込みました」と淡々と話した。5連勝にも指揮官は表情を緩めずに「夏場に(サポーターを)心配させた分、ここから尻上がりでシーズンを終わらせたい。優勝争いに加われるように」と力を込めた。

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