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北九州が2トップそろい踏みで富山に競り勝ち2連勝

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[10.16 J2第31節 富山1-2北九州 富山]

 ギラヴァンツ北九州が2トップそろい踏みのゴールでカターレ富山に2-1で競り勝ち、2連勝を飾った。前半10分、PA内でFW大島康明がDF福田俊介に倒され、PKを獲得。これをFW池元友樹が落ち着いて決め、幸先良く先制に成功した。PKで2戦連発となった池元は今季通算8得点目。試合後のインタビューでは「2試合とも味方が取ってくれたPKなので、もっと流れの中から決めていけるようにしたい。(チームトップの8得点も)周りのおかげです」とチームメイトに感謝した。

 後半立ち上がりにもラッキーな形で追加点を奪った。後半2分、右サイドのスローインからこぼれ球をMF森村昂太が左足ボレー。シュートは当たり損ねとなったが、GKの目前でボールがイレギュラーなバウンドとなり、GK飯田健巳がファンブルしたところを大島が押し込んだ。大島にとってはこれが待望の今季初ゴール。「ああいう形の得点だけど、自分にとってはうれしい得点。次からもどんどん決めていけるようにしたい」と素直に喜んでいた。

 2点ビハインドとなった富山も反撃を仕掛け、後半13分にはMF舩津徹也の折り返しをMF大西容平が押し込み、1点差に追い上げる。その後も同点ゴールを目指して攻勢を強めたが、北九州の守備陣が体を張って跳ね返した。苦しみながら5連戦の初戦を制した北九州の三浦泰年監督は「こういう苦しい試合を取るのは大事なこと」と強調。「連戦の1戦目をこういう形で取れたのはこれからに向けていいことだし、これを継続していくことが大事になる」と話していた。

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