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富山は14戦ぶり先発の苔口が先制弾!!東京VはJ1昇格へ黄色信号の敗戦

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[10.22 J2第32節 東京V1-2富山 味スタ]

 7位東京ヴェルディは18位カターレ富山に1-2で敗れた。逆転でのJ1昇格を勝ち取るためにも、負けは許されないホームでの一戦。さらには3位・札幌が敗れたため、勝ち点を上乗せすれば、上位陣に詰め寄るチャンスだったが、今季も残り7試合となり、昇格圏の3位・札幌との勝ち点差は8差のまま。昇格へ黄色信号の灯る痛い敗戦となった。

 前半13分、14試合ぶりに先発へ抜擢されたFW苔口卓也に先制点を奪われた。MF大西容平のロングフィードからDF陣の裏へ抜け出され、右足シュート。富山が先制に成功した。さらに同31分、自陣内でDF土屋征夫がヘディングでクリア。このボールが甘く、こぼれをMFソ・ヨンドクがダイレクトで前線へ蹴り込む。ゴール前へ抜け出したMF朝日大輔にシュートを決められ、2点差のビハインドを負った。前半を0-2で折り返した。

 負けられない東京Vは意地をみせる。後半開始わずか1分、左サイドからMF菊岡拓朗が持ち込み、MFマラニョンが折り返す。中央へ走りこんでいたFW阿部拓馬が流し込み、まずは1点を返した。チーム内得点王の阿部の6戦ぶりゴールで勢いをつけたいところだったが、追加点は遠い。

 後半8分にはマラニョンからのパスを受けた菊岡がゴール左からシュートを放つも、ゴールライン上のDF福田俊介にクリアされた。この日はセットプレーからの攻撃も実らず。東京Vはここ5試合と公式戦負けなし(3勝2分)だったが、公式戦6試合ぶりの黒星を喫した。

 対する富山は、前々節の北九州戦(1-2)、前節の鳥栖戦(0-3)と連敗していたが、3試合ぶりの白星獲得。先制点を決めた苔口は「シュートは汚いシュートでしたけど」とハニかみながら「あのパスで決まったようなもの。容平さんのお陰です」と笑顔をみせた。

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