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首位攻防戦は互いに譲らずスコアレス、鳥栖12戦無敗、F東京9戦無敗

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[10.23 J2第32節 鳥栖0-0F東京 ベアスタ]

 2位サガン鳥栖と首位FC東京の首位攻防戦は互いに一歩も譲らず、0-0のスコアレスドローで勝ち点1を分け合った。鳥栖の連勝は4、F東京の連勝は7でそれぞれストップしたが、鳥栖はこれで12戦無敗(9勝3分)。F東京も7試合連続無失点で9戦負けなし(7勝2分)とし、J1昇格へまた一歩前進した。

 1位2位対決らしい白熱の一戦となった。今季最多となる1万5489人の観衆が詰めかけたベストアメニティスタジアムで、初のJ1昇格を目指す鳥栖がF東京の進撃を止めた。

 互いに高い集中力を保ち、相手に決定機をつくらせない拮抗した展開の中、鳥栖は前半34分に決定機をつくる。右サイドから細かくパスをつなぎ、MF岡本知剛のくさびをFW池田圭がワンタッチで落とし、FW豊田陽平がフィニッシュ。今季通算15得点で得点ランキングトップに立つエースが左足で渾身のシュートを放ったが、ゴール上に外してしまった。

 徐々にボールポゼッションを高めていくF東京は後半に入って怒涛の波状攻撃で鳥栖を押し込む。しかし、後半2分のMF高橋秀人の右足ミドルはゴール右へ。同19分には途中出場のMF石川直宏の右クロスにMF梶山陽平が飛び込むが、わずかに合わせ切れなかった。同41分にも途中出場のFWロベルト・セザーのラストパスからルーカスが狙ったが、シュートはゴール左に外れ、試合は0-0のままタイムアップ。互いに勝ち切ることはできなかったが、F東京の猛攻に耐え抜いた鳥栖にとっては、悲願のJ1昇格に向けて自信を深める勝ち点1になった。

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