[10.23 J2第32節 大分3-1京都 大銀ド]

　京都サンガF.C.がFW宮吉拓実の2得点とMF工藤浩平の2戦連続弾で大分トリニータに3-1で勝利した。前節の札幌戦(4-0)に続いて、今季2度目の連勝を飾った。試合後のテレビインタビューで2得点を決める活躍をみせた宮吉は「前節ホームで勝つことができて、なかなかこれまでは連勝ができていなかった。きょう勝つことができたのは本当に良かった」と笑顔で話した。

　序盤から宮吉が積極的にゴールを狙った。前半26分、PA内左からのシュートはわずかにポスト右へ外れた。しかし同36分、相手陣内中央で宮吉がルーズボールを拾うと、PA外中央から右足を一閃。鋭い弾道のシュートはゴールネットへ突き刺さり、京都が先制に成功した。

　さらに後半4分には、前節で移籍後初ゴールを決めた工藤が2戦連続弾を沈め、チームに勢いをつける。MF中村充孝のパスに右サイドへ抜け出したDF酒井隆介がゴールライン際からクロスを入れた。ゴール正面に走り込んだFW久保裕也がつぶれ役となると、ファーサイドの工藤が左足でシュート。2-0と差を広げた。

　後半11分には、FW前田俊介とFW三平和司のワンツーで中央を崩され、三平に1点を決められた。2-1と詰め寄られたが、後半36分に宮吉が相手の追撃を許さずに試合を決定付けるゴール。中央でボールを受けた久保が左サイドに開いた宮吉へスルーパス。宮吉が左足で放ったシュートが決まり、京都が3-1で勝利を飾った。