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2位・鳥栖は106日ぶり黒星、次節は勝ち点で並ぶ3位・徳島との大一番へ

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[11.20 J2第36節 鳥栖2-3北九州 ベアスタ]

 2位サガン鳥栖は6位ギラヴァンツ北九州に2-3で競り負けた。8月6日の草津戦(1-2)以来、実に17試合ぶりの黒星。今節では4位札幌も敗れたため、昇格圏外のチームとの差は勝ち点3差のままとなったが、3位徳島には勝ち点65で並ばれた。得失点差14差で上回り、なんとか2位の座はキープしたが、次節は徳島との直接対決という大一番となる。

 試合が動いたのは後半だった。後半6分、左CKから最後はFW長野聡に決められて、北九州に先制点を奪われてしまう。しかし失点から7分後、PA内左でシュートを打とうとしたFW池田圭がDF関光博に後ろから倒され、PKを獲得。これをエースFW豊田陽平が冷静にゴール右へ決めて、1-1に追いついた。

 そして後半21分には逆転に成功。右サイドからドリブルで仕掛けた池田がゴールライン際まで攻めあがる。フリーで入れたマイナスのクロスからMF金民友が左足ダイレクトで叩き込み、鳥栖が2-1と逆転した。しかし、わずか3分後にまたしても失点。MF木村祐志の右クロスをFW林祐征が落とすと、PA内左へ回り込んだFW池元友樹がシュート。この日2度目のリードを奪われた。

 なんとしてでも勝ち点3の欲しい鳥栖は、必死に攻めにかかる。しかし豊田が放ったヘディングシュートは枠を捉えることはできず。金らがPA内まで攻め込むが、ゴールは遠い。すると後半38分、右サイドからカウンターで攻め込まれると、池元の右クロスから林に左足ダイレクトでシュートを決められた。2-3と逆転され、鳥栖はあとが無くなる。同42分にはMF國吉貴博、同45分にはFW新居辰基と攻撃のカードを切るが、ゴールを奪うことはできずに試合は終了。鳥栖は2-3で敗れ、106日ぶりの黒星となった。

 対する北九州は今節の勝利により、6位から5位へ浮上。勝ち点を57まで積み上げた。これによって、今季の目標であった勝ち点56以上を達成。試合後、三浦泰年監督は「今季も残り取れるポイントを取って、こういう流れを大事にしていきたい。きょうのこの時点からまたスタートさせ、残り2試合で勝ち点を重ねたい」と意気込んだ。

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