[11.26 J1第33節 G大阪1-0仙台 万博]

　5位ベガルタ仙台はG大阪に0-1で敗れ、4戦勝ちなし(3分1敗)となってしまった。勝ち点2差で追う4位・横浜FMが今節では敗れたため、勝利すれば順位の入れ替えとなっていたが、5位のままとなった。リーグ戦で4位に入った場合、J1優勝チームが天皇杯も制すればACL出場権が転がり込むため、なんとしてでも最終節で勝利を手にし、4位浮上を果たしたい。

　ここ3戦連続でスコアレスドローの仙台は、この日もゴールが遠かった。今季の序盤戦で活躍をみせていたDF菅井直樹だったが、なかなか攻めあがることができずにチャンスをつくれない。押し込まれる場面が目立ち、シュートが打てない時間が続いた。すると前半25分に早くも失点。右サイドを押し込まれると、最後はFWイ・グノにシュートを許した。0-1で前半を折り返した。

　なんとか流れを変えようと後半19分にはMF高橋義希に代えて、FWディエゴを投入。同35分には疲れのみえていたMF関口訓充とFW太田吉彰に代え、大卒ルーキーのFW武藤雄樹とFW中島裕希をピッチへ送った。そこから一気に猛攻をみせる。終了間際の同44分には、右サイドから中島のミドルシュートはクリアされるが、PA内左でこぼれを拾ったDF鎌田次郎がオーバーヘッド。これをゴール前のディエゴが頭でコースを変えるも、シュートは決まらない。結局0-1で試合は終了。4戦勝ちなしとなってしまった。

　10月15日に行われた福岡戦(3-0)以来、ノーゴールと苦しい状況。守備陣は、ここ4戦で1失点と奮闘をみせているが攻撃陣が応えることができていない。最終節は神戸と対戦するが、4位浮上のためには、勝利が必須の状況だ。勝ち点2差で追う4位・横浜FMが敗れ、仙台が勝利すれば、無条件で4位へ浮上できる。また、横浜FMとの得失点差では仙台が6上回っている。そのため、仙台が勝利し、横浜FMが引き分けた場合は勝ち点56で並び、得失点差で上回る仙台が優位な状況となる。最終節での順位入れ替えのためには、とにかく勝つしかない。