beacon

3失点が響く…徳島は勝ち点で並ぶ札幌を得失点差で下回り、4位転落

このエントリーをはてなブックマークに追加
[11.27 J2第37節 徳島0-3鳥栖 鳴門大塚]

 徳島ヴォルティスは4位後退……。3位・徳島は勝ち点65で並ぶ、2位・鳥栖と対戦し、0-3の完敗を喫した。昨日行われた試合で勝利していた札幌に勝ち点65で並ばれ、この日の3失点が響き、得失点2差で下回ると昇格圏外の4位へ転落した。逆転昇格を信じ、徳島は最終節では14位・岡山と対戦。札幌はJ2優勝を決めたF東京と対戦する。

 昇格をかけた直接対決として注目の一戦は、まさかの展開となった。前半6分、左サイドを崩されて守備陣がFW豊田陽平につられると、逆サイドでフリーのMF金民友に決められて失点。先制点を奪われた。それでも同10分には、同点に追いつくチャンスが回ってくる。PA内でFW佐藤晃大が倒され、PKを獲得。しかし、MF徳重隆明が蹴り込んだボールはGK赤星拓に止められた。同30分には2失点目を喫し、0-2で前半を折り返す。

 後半に入っても流れを変えることはできない。後半10分過ぎまでに放ったシュートはわずか4本。相手陣内まで仕掛けるも、シュートまで持ち込むことができずに時間は過ぎた。試合前には得失点1差で札幌を上回っていた徳島だが、2失点したことでこの時点で立場は逆転。そのため、なんとか1点を返そうとベンチは動く。

 後半19分には、DF橋内優也とFW津田知宏に代えて、FW杉本恵太とFWドウグラスを投入。立ち上がりの4-5-1システムから3-4-3へ変更し、ゴールを奪いにいく。しかし相手GKの好セーブがあり、1点を奪うことすらできない。後半35分にはDF西嶋弘之の左クロスにドウグラスが合わせ、ヘディングシュートを放つも、GKに止められた。零封されたまま、0-3で試合は終了。徳島が10月26日の札幌戦(0-2)以来、5試合ぶりの黒星を喫し、4位へ転落した。

 試合後、MF倉貫一毅はサポーターへ向けて「最後の岡山戦で昇格を信じて必死に戦うので、みなさんも一緒に戦ってください」と叫んだ。最終節で対戦する岡山とは、今季6月12日の対戦時は2-2の引き分けだった。ここでの敗戦を引きずらずに逆転での昇格を信じ、岡山との一戦に臨む。

TOP