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徳島が北九州に競り勝つ!!小林新監督の初陣で白星

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[3.4 J2第1節 北九州1-2徳島 本城]

 徳島ヴォルティスは敵地でギラヴァンツ北九州と対戦し、終了間際のFW津田知宏のゴールで2-1で競り勝った。昨季はJ1昇格を目前にしながらも、終盤に失速。4位でシーズンを終えた。昨季の悔しさを晴らすべく、新シーズンは開幕戦白星を手に入れた。

 試合が動いたのは後半だった。後半19分、MF徳重隆明の浮き球パスから、新加入のFWキム・ジョンミンがヘディングシュート。188cmの高さから放ったシュートは大きな弧を描くと、飛び出していたGKを越え、ゴールネット右へ吸い込まれた。徳島が先制に成功した。

 それでも失点から6分後、北九州が意地をみせる。後方からのパスを受けたMF木村祐志が前線へスルーパス。抜け出したFW端戸仁がシュートを決め、試合を1-1と振り出しに戻した。

 その後は追いついた北九州が猛攻をみせる。しかし、ゴール前での精度を欠き、追加点が奪えない。すると、相手DFの一瞬の隙をつく形で徳島が2度目のリードに成功した。終了間際の42分、GK榎本達也からのボールを左サイドで受けたMFジオゴが右サイドへ展開。このパスを受けた津田がPA右から迷いなく右足を一閃。このシュートが決まり、2-1に突き放した。終わった見れば北九州が17本と徳島の7本を大きく上回るシュートを放ったが、数少ないチャンスをものにした徳島が2-1の勝利。2012シーズン初戦を白星で飾った。

 試合後のインタビューで今季から監督に就任した小林伸二監督は「アウェーでしんどい戦いをものにできたことは大きな収穫」と満足げな表情。決勝点を決めた津田は「監督から落ち着いていけと言われていた。ゴールが決まって良かった」と笑顔。「去年はケガで出られないときがあったが、今年はキャンプから走り込めているので点を取ろうと思っていた」と自らのゴールが決まっての勝利に安堵の表情を浮かべていた。

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