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互いに退場者…草津はコーチも退席処分、水戸が塩谷弾で6戦ぶり勝利

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[4.22 J2第9節 水戸1-0草津 Ksスタ]

 水戸ホーリーホックが6戦ぶりの白星獲得!! 水戸はホームでザスパ草津と対戦。ここ5戦勝ちなし(3分2敗)と苦しい状況だったが、1-0の勝利を収め、勝ち点3を手に入れた。互いに退場者が出て、草津の依田光正コーチが退席処分となるなど、荒れた試合を水戸がものにした。一方、草津の連勝は2でストップ。4戦ぶりの黒星を喫した。

 試合後、今季初ゴールが決勝点となったDF塩谷司は「ラッキーなゴールでしたけど、点が取れたことは良かった」とコメント。得点シーンについては「司(小澤)がヘナチョコシュートを打って、あとは押し込むだけだった」と振り返った。

 ゴールが生まれたのは前半36分だった。左サイドからMF橋本晃司のFK。ファーサイドのFW鈴木隆行が頭で落とす。これを拾ったMFロメロ・フランクが後方のMF小澤司へパス。小澤のシュートはGK北一真に弾かれるもPA左の塩谷が拾い、左足ダイレクトで冷静に決めた。水戸リードの1-0で前半を折り返した。

 しかし迎えた後半、試合は荒れた。まずは後半17分、DF小柳達司とハイボールを競り合った際に鈴木が肘打ちをしたとして一発退場。1点リードの水戸が数的不利な戦いを強いられた。ところが直後の18分だった。GK本間幸司と交錯し、転倒したMF櫻田和樹がシミュレーションの判定を受ける。これが2枚目の警告となり、櫻田が退場。この判定に抗議をした草津の依田コーチも退席処分となった。10人対10人の試合は1-0のまま終了。水戸が6戦ぶりの勝利を飾った。

 "北関東ダービー"をものにした水戸の柱谷哲二監督は「球際の激しいエキサイティングなゲームになった。(水戸には)勝ちたいという執念があったと思う」と久しぶりの勝利に満面の笑顔を浮かべた。

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