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千葉ダービーは1-1の痛み分け

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[3.14 J1第2節 柏1-1千葉 柏]

 J1第2節は14日、各地で7試合を行い、日立柏サッカー場では柏レイソルジェフユナイテッド千葉と対戦。前半26分にFW李忠成のゴールで柏が先制したが、千葉も後半7分にDF坂本將貴のゴールで追いつき、千葉ダービーは1-1の痛み分けに終わった。

 柏は4-2-3-1のシステムで、GK菅野孝憲、4バックは右から村上佑介、古賀正紘、小林祐三、石川直樹と並んだ。中盤は栗澤僚一と杉山浩太のダブルボランチで、2列目に右からポポ、李忠成、菅沼実と入り、フランサの1トップだった。
 千葉は4-4-2で、GK櫛野亮、4バックは右から坂本將貴、池田昇平、ボスナー、青木良太。中盤は中後雅喜と下村東美のダブルボランチ、右に谷澤達也、左にアレックスが入り、深井正樹と巻誠一郎が縦関係の2トップを組んだ。

 試合は立ち上がりからホームの柏がボールを支配した。出足が速く、ボールもよくつながり、千葉を押し込んだ。前半14分、栗澤が強烈なミドルシュートを放つと、同19分にも右CKのはね返りをつなぎ、フランサがシュート。序盤からチャンスを量産し、前半26分にはあっさりと先制した。
 フランサの絶妙なサイドチェンジを受けた村上が右サイドをえぐると、クロスに李が飛び込み、ダイビングヘッドでゴールネットに突き刺した。
 千葉は全体的に運動量が上がらず、セカンドボールを拾えない。何度かカウンターのチャンスもあったが、深井のドリブル突破もDFに阻まれるなど決定機をつくれなかった。

 後半も柏ペースで進むかと思われた7分、千葉は青木良の左クロスを谷澤が頭で落とし、坂本が鮮やかなトラップから豪快な左足ボレーを叩き込み、試合を振り出しに戻した。
 この1点で千葉が息を吹き返した。運動量が増え、攻守の切り替えも速くなり、中後、アレックス、谷澤らがうまくボールを引き出しながらさばき、パスが回り始めた。後半21分には深井に代えてMFミシェウを投入。一気に勝ち越しゴールを狙った。
 徐々に足の止まり出した柏は後半24分、ポポに代えてMF太田圭輔を投入。同32分にはフランサが個人技でPA内に進入し、左足で狙ったが、GKが弾いた。
 終盤は再び柏が押し込む時間が続いたが、千葉の守備陣も集中を切らさず、体を張って耐え抜き、試合はそのまま1-1で終了した。

<写真>競り合いを見せる柏FW北嶋(9番)よ千葉FW巻(18番)
(取材・文 西山紘平)

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選手コメント
[柏]1/2/3/4/5
[千]1/2/3/4

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