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山形、CB奮闘もJ1初黒星

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[3.21 J1第3節 F東京 1-0 山形 味スタ]

 開幕戦でジュビロ磐田に6-2で快勝するなど開幕2試合を無敗で乗り切ってきたモンテディオ山形がJ1初黒星を喫した。
 前半から相手のカウンターとサイド攻撃に何度もさらされた山形。だが中央を守るレオナルドと石井秀典の両CBがクロスを力強いヘッドで跳ね返すなど、ゴールを許さない。そして攻守に献身的な動きを見せていたMF秋葉勝や左サイドから攻撃の起点となったMF宮本克行を中心に相手ゴールを目指した。ただ、昨年まで対戦したJ2勢とはプレッシャーが違うのか、無警戒なドリブルでボールをつつかれて奪われたり、トラップミスを簡単にカットされたりでリズムに乗れない。前半23分に右サイドでフリーとなったMFキム・ビョンスク、同終了間際のFW古橋達弥の右足シュートなど決定機こそ作ったものの無得点に終わった。
 古橋は「前でなかなか基点をつくれず、ボールを失う場面が多かった。相手のプレッシャーが早く、自分たちのプレーができなかった」と反省。ただ、昇格1年目のチームが3戦終えて、1勝1分1敗はまずまずの成績だ。FW長谷川悠は「相手はJ2と違って人に強い。もっと正確性を上げていかないといけない。でも自分自身、もっと積極的にやればチャンスはあると感じている。次はホームなのでうまく切り替えたい」。初のJ1に臨んでいる挑戦者は、地元での戦い(4月5日、千葉戦)から再び勢いを増す。

<写真>山形DF石井
(取材・文 吉田太郎)

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