[3.21 J1第3節 F東京 1-0 山形 味スタ]

　開幕2連敗で17位のFC東京と3位・モンテディオ山形との一戦は、後半10分にMF羽生直剛が挙げた1点を守ったF東京が1-0で勝利。今季初勝利をマークした。以下、試合後の選手コメント


●DF佐原秀樹
「最後まで集中切らさずにできていた。自分はケガで出遅れていたし、内容より結果だったのでよかった」
―外から見ていて感じたことは?
「失点が多くて元気がなかった。(チームメイトには)『戦おう』と。最後のところで体張ろうと言っていた」
―相手の攻撃に関しては?
「(1トップ気味に張っていた長谷川に)やられた感はなかった。ウチが2点取れば楽な展開だったと思う」

●GK権田修一
「1-0だったのでゼロじゃないと勝てなかったけど、やっぱりゼロに抑えたというのが大きかった。前の2試合は先制点を取られてしまったので今日は絶対に取られないようにと考えていた。自分たちが優位に試合を進められるようにゴールさせないつもりだった」
―塩田選手が間もなく復帰するが?
「チームが勝つために監督がシオさん(塩田)を選ぶのならばしょうがない。ただ、今すぐに復帰することはないと思うし、まずは目の前の試合に集中してチームのために頑張りたい」
―25日にはナビスコ杯があるが?
「コンディションの面は大変だ思うが、日程が厳しい中でも勝てるチームが強いチームだと思う。負けられない」
―監督の誕生日だったが?
「今日は監督と(土斐崎浩一)フィジカルコーチも誕生日だった。誕生日に負けたらこの一年がいい年と言えなくなってしまうし、(監督たちのためにも)勝ててよかった。ゼロで抑えられてよかった」

●MF羽生直剛
―決勝ゴールは?
「みんな頑張ってつないでくれたので感謝です。(ゴールは)みんなが頑張ってくれた結果。(監督とフィジカルコーチが)誕生日だったので決めたら何かやろうと言っていたけど、自分が決めるとは思っていなかった。何かしようとしたらコンチャン(今野)に止められて・・・・・・。監督も勝ちたかったと思うし、いいプレゼントができました」
―今季初勝利となったが?
「みんな個性を出すことに躊躇していた。セカンドボールを取るとか当たり前のことだけどファイトするという部分からトライしようと思っていた。
　チームが求めているところは高いところだと思うけど、みんなでもっとひたむきにやっていくこと。戦術とかはこれから出せると思う。自分たちはもっと攻撃的にできると思う。見ていて楽しいサッカーができる。タイトルを目指して頑張ります」

<山形>
●FW古橋達弥
「先取点を取れなかったことが非常に残念。前でなかなか基点をつくれず、ボールを失う場面が多かった。後ろの選手たちが押し上げられるようにしなければいけなかった。相手のプレッシャーが早く、自分たちのプレーができなかった。今後は今日のFC東京のような、プレッシャーが速くてボール回しのうまいチームが出てくる。その時どうするか」
―次戦に向けては?
「また次の試合がホームなので頑張るだけ。落ち込まないように次頑張る」

●FW長谷川悠
「何回かキープできた場面もあったけど、相手に押し込まれてしまった。1対2で挟まれたり、うまくいかなかった。(J1の選手は)J2と違って人に強い。もっと正確性などを上げていかないといけない。でも自分自身、もっと積極的にやればチャンスはあると感じている。次はホームなのでうまく切り替えたい」

(取材・文　吉田太郎)