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[コンフェデ]ブラジル快勝でイタリアGL敗退

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 コンフェデレーションズカップは21日、グループB最終節の試合が行われた。1勝1敗のイタリア対2連勝ブラジルの一戦はブラジルが3-0で勝利。同時に行われていたエジプト対アメリカでアメリカが3-0で勝利した結果、ブラジルとアメリカの準決勝進出が決まった。世界王者イタリアはグループリーグで敗退。

 両チームのスタメンは以下の通り。

▼イタリア(4-3-2-1)
GK1ジャンルイジ・ブッフォン
DF(右から)19ジャンルカ・ザンブロッタ、5ファビオ・カンナバーロ、4ジョルジョ・キエッリーニ、22アンドレア・ドッセーナ
MF10ダニエレ・デ・ロッシ、20リカルド・モントリーボ、21アンドレア・ピルロ
FW16マウロ・カモラネージ、9ルカ・トニ、15ビンチェンツォ・イアクインタ

▼ブラジル(4-4-2)
GK1ジュリオ・セーザル
DF(右から)2マイコン、3ルシオ、4フアン、16アンドレ・サントス
MF8ジウベルト・シウバ、18ラミレス、5フェリペ・メロ、10カカ
FW9ルイス・ファビアーノ、11ロビーニョ

 引き分け以上で準決勝進出確定のブラジル、準決勝進出には最低でも勝利がほしいイタリアの一戦。
 立ち上がりこそブラジルゴール前に迫るイタリアだったが、10分も経たないうちに右サイドを駆け上がるマイコンと右に中央にと顔を出すラミレスを軸に、ブラジルがペースを握っていく。
 そして前半37分、マイコンのシュート気味のボールをPA内でルイス・ファビアーノがたくみなコントロールからシュートを決めて、ブラジルが先制点を奪う。さらに6分後の43分、ルイス・ファビアーノの展開からロビーニョ、左を走るカカへとボールが渡り、カカが中央に折り返し。ニアに走り込んだロビーニョにはイタリアDF陣がつくが、結果的にスルーとなったボールを大外からルイス・ファビアーノが決めて2-0とリードを広げる。どうしても点がほしいイタリアが前がかりになるが、今度はカウンターからブラジルが追加点をあげる。前半ロスタイム、イタリアのセットプレーからのこぼれ球をカカが拾うと、左サイドを走るロビーニョにパス。広大なスペースを駆け上がったロビーニョがクロスを入れると、ドッセーナがスライディングでカット。しかし不運にもこれがイタリアゴールに入ってしまい、前半だけでブラジルが3-0とする。

 3点のビハインドを追ったイタリアの準決勝進出は厳しい状況となったが、同時刻に行われていたエジプト対アメリカは前半終えてアメリカリード。勝ち点3でイタリア、エジプト、アメリカが並ぶと得失点差で勝ち抜けが決まるため、どうしても一矢を報いておきたいイタリアのリッピ監督は38分にイアクインタに代えてFWジュゼッペ・ロッシを、ハーフタイムにモントリーボに代えてFWシモーネ・ペペを、後半12分にはトニに代えてアルベルト・ジラルディーノと、前線の駒を入れ替えて1点を奪いにいく。

 攻勢に転じるイタリア。右サイドでペペがチャンスをつくるようになり、また終盤にロッシが右からそして左からも枠を捉えた強烈なミドルシュートを放つ。しかしロッシのミドルはどちらもGKジュリオ・セーザルがセーブ。結局イタリアは最後まで決定的なチャンスをつくるに至らず、試合はブラジルが3-0で快勝した。
 もう1試合はアメリカがエジプトに3-0で勝利したため、Bグループはブラジルが1位通過、アメリカが2位通過で準決勝進出を決めた。06年W杯を制したイタリアはグループリーグで姿を消した。

 24日に行われる準決勝第1戦はスペイン対アメリカ、25日の同第2戦は南アフリカ対ブラジルで行われる。

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