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神戸が大久保連発で2連勝、三浦体制無敗・無失点を継続

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[8.24 J1第23節 大分0-2神戸 九石ド]

 ヴィッセル神戸三浦俊也監督就任後3戦負けなしの2連勝で15位から一気に13位まで順位を上げた。これで4試合連続の無失点。前線からのプレッシャーと堅い守備。ボールを奪ってからの素早いカウンターという“三浦イズム”が早くも浸透し、目に見える結果となって現れてきた。

 前半から大分トリニータに押し込まれる時間が長かったが、守備ブロックを崩される場面はわずか。前半33分には狙い通りのカウンターからFW吉田孝行の右クロスにFW大久保嘉人が頭で合わせ、2戦連発となる先制ゴールをマークした。

 後半6分にもまたしてもカウンターがさく裂。MFボッティのスルーパスに右サイドを抜け出したDF石櫃洋祐がニアに折り返し、これを吉田が押し込んだ。

 2点ビハインドとなった大分は後半13分にFW前田俊介を投入するなど反撃を狙ったが、攻撃がチグハグ。神戸のハイプレッシャーにはまり、パスミスを連発するなど自滅し、そのまま0-2で敗れた。

 古巣相手に1得点1アシストと活躍した吉田は試合後のインタビューで「対大分ではゴールを入れてなかったので、入れられてよかった。ビツ(石櫃)はニアにいつもいいボールをくれるので、それを信じて走った」と笑顔で話した。これで降格圏までは勝ち点8差に広げたが、「まだ安心できる位置じゃない。一戦必勝で順位を少しずつ上げていきたい」と気を引き締めていた。

 一方の大分は3試合連続の無得点で3連敗。残り11試合で、残留圏となる15位大宮までは勝ち点17差あり、J1残留が極めて難しくなってきた。

(文 西山紘平)

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