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蹴れるって素晴らしい by DJ KOHNO フロム ケツメイシ

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W杯イヤー
by DJ KOHNO フロム ケツメイシ

明けましておめでとうございます。

2010いよいよW杯イヤーの幕開けです。
サッカーファンにとっては最高に盛り上がる年になっていく事でしょうが、少しだけ残念なのが先日行われたアジアカップ予選のイエメン戦がテレビ放映されなかった事。
一昔前までは代表の試合ともなればテレビ局から見てもドル箱物件だったはずが、今ではスポンサーがつかない為、放映できないのでしょう。

思えばJリーグ開幕当時の盛り上がりから比べて、今は随分と落ち着いてしまっているのがサッカー界の現状だと思う。各クラブ的には、地域密着でサポーターを増やしていけてると思うのですが、日本全体のムーブメントといった意味ではどんどん下降線をたどっていってしまってると思わずにはいられない。
それに関して言えば、野球がWBCで優勝したり、ゴルフの石川選手やボクシングの亀田選手など世界トップを争う日本人アスリートが多い事は無視出来ない事だと思います。

日本においてサッカーはまだまだ歴史の浅いプロスポーツ。定着させていくには個性的な存在が必要だと思うのですが、プロになれる選手はいわゆる平均点の高い選手、特殊な個性よりも集団性を重んじしすぎている傾向があると感じます。
現在行われている高校選手権で躍進を遂げている関大一高はロングスローをものすごい武器にしている。あのロングスローだけでも見ている人をワクワクさせる事が出来ると思います。そういった個性をもっと評価して取り上げていく姿勢がマスコミ界にも必要なのではないかと強く思いますね。

日本サッカー界のトップであるA代表には現在そういったプレーヤーは少ないと思います。今のメンバーに対して凄く強い信頼感と自信があることは岡田監督のコメントからみて取れるが、さらに上乗せといった意味で強烈な特技を持っている選手をグループに追加する事はマイナスにはならないのではないかと感じます。そういった意味でも放映されなかったイエメン戦での平山選手のハットトリックは凄く大きいと思います。高さがあるという時点で戦術の幅も随分広がるはず。今回の結果を岡田監督がどう評価していくかに注目です。

正直、W杯グループリーグは随分厳しい組だとは思いますが、ベスト4を目指すのであれば避けては通れない道のりだと思います。今の代表は参加してる選手達も自信のあるコメントを出してくれているので、是非結果を持ってサポーターに応えて欲しい。監督、スタッフはギリギリまでその可能性を広げる努力を続けていって欲しいと思います。

中田英寿氏が現役の頃、僕は彼が日本人でなくともファンになっていたと思います。
そういった選手になれる可能性を秘めた素材に気付ける人達がどんどんと増えて欲しいと切に願います。

※本コラムは隔週金曜更新予定です。感想はこちらまでお寄せください。

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