beacon

蹴れるって素晴らしい by DJ KOHNO フロム ケツメイシ

このエントリーをはてなブックマークに追加

CL決勝T展望
by DJ KOHNO フロム ケツメイシ

毎年この時期になるとCLでわくわくしてしまう。長い予選を終え勝ち残った16強によるトーナメントが始まるからだ。

なんといっても今年の注目は、前年度覇者で今最も洗練されたサッカーを展開しているバルサをどこが止めるかというとこだと思います。
今季も半分を終えての各チームの戦い方を見た上で、僕が打倒バルサを果たせそうに感じるチームは3チーム。
チェルシー、インテル、レアル・マドリーです。

チェルシーに関しては去年のバルサを追いつめた唯一のチームで、その時のヒディング監督から教わった勝負にかける執念を、今の監督のアンチェロッティ(前ミラン)が見事に勝者のメンタリティを植え付けていると感じます。少し気が早いですがプレミアリーグもきっと優勝するでしょう。

そしてインテルは、少し前に行われたミラノダービー(結果2-0でインテル勝利)で見せた勝負強さ、退場者を二人出しても最後まで集中を切らさず、調子が上がって来たミランを完璧に叩いた。セリエAといえばユベントスに代表されるように、恐ろしい程の勝負強さがリーグ自体の売りだったと思うが、その点でいくとインテルは選手は揃ってるのに勝負弱いというイメージがあった。それを見事に払拭し統率してるモウリーニョ監督の手腕は、そろそろヨーロッパの覇者になる資格を持っていると見てもいいと思う。今季途中でラツィオから加入したパンデフが何より効いてると感じるし、バルサからエトーが、インテルからイブラヒモビッチが移籍しあってる関係性も含め、両エースを出し合ったのがお互いにとって良い移籍だった事を結果で証明していただきたいものです。

最後にレアルですが、シーズン前の大補強により今季最も注目を集め、今季最も疑問視されたチームであると思うが(以前このコラムで僕も勝てないと思うと書きました)前2つのチームと比べ最も地味な(失礼)ペジェグリーニ監督の選手起用法が抜群だと思います。毎年いないと困るがスタメンにはなれないグティに十分なプレイ時間を与えて(例年より)その存在価値を自ら証明させてるし、このスター軍団にあってもチームの心臓部分であるディアッラの重要性を見ているだけで感じさせてくれるし、FW陣のイグアイン、ベンゼマ、ラウールといった面々のローテーションも感心させられる。現在リーグではバルサに遅れをとっているが巻き返しも十分にあるでしょう。

とまあ僕の予想はこの3チームなんですけど、悲しいかなインテルとチェルシーは1回戦で当たってしまい潰し合ってしまうんですよね。しかし優勝するなら遅かれ早かれ叩かなければいけない相手。是非とも歴史に残る名勝負を繰り広げて頂きたいと思います。

※本コラムは隔週金曜更新予定です。感想はこちらまでお寄せください。

TOP