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山梨学院が徹底していたのは相手の守備の穴を突くということです。そのためには相手のどこが弱点なのか、見極めないといけない。だから試合中、僕は常に頭を使うようにしています。

まず見るところは、マッチアップする相手の長所と短所。例えば「パスは上手いけど、守備が下手だな」とか「足は速いけど、切り替えは遅いな」、「前から来るのか、引いて来るのか」とか。それを知ることでスペースなのか、足下なのか、プレーの選択肢は大きく変わってきます。
マッチアップする相手の特徴をつかんだ上で、他の選手たちの特徴も確認。どこが一番弱いのか、そこをどう攻めればいいのか、頭の中で組み立てます。

自分はこういう相手の穴を見つけるのが得意。外から試合を見ていてもいつもそこばかり気にしてしまいます。相手の一番の弱点を見つけて、それをすぐにみんなが共有して、その弱点に対しては全部仕掛けるという戦い方ができる。それは自分にとっても、山梨学院にとっても強みだったのではないかと思います。


27日には碓井選手も名を連ねている日本高校選抜とU-18 Jリーグ選抜の試合があります。山梨学院の選手たちが相手の弱点を突いて試合を制することができるか?注目です。