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南アフリカW杯便り

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失意の帰国

[6月4日午後11時@チューリヒ]

 コートジボワール戦が行われたシオンからチューリヒに移動してきました。現在、午後11時。明日5日朝にはチューリヒ国際空港からオーストリア・ウイーンを経由して、日本へ帰国します。

 5月28日にオーストリア・グラーツに入り、29日はクラーゲンフルトでカメルーン対スロバキアを取材。30日はグラーツに戻ってイングランド戦。そして、スイス・サースフェーで日本代表合宿を3日間取材して、今日がシオンでコートジボワール戦でした。約1週間で5都市目。いろんな場所に行きましたが、寒暖の差は相当激しいものでした。

 気温10度を切ることもあったサースフェーから20度を超えるシオンでの試合は、選手にも影響を与えたと思います。岡田武史監督は14日のカメルーン戦をピークに持っていくため、ここ数日はかなりハードな練習メニューを並べ、選手を追い込んできました。

 いいところなく敗れたコートジボワール戦でしたが、あくまでW杯で勝つための調整の過程だと信じたい思いでいっぱいです。

 僕は明日の飛行機でいったん帰国し、8日に今度は南アフリカに向けて出発します。代表取材はしばらくできませんが、ゲキサカに原稿を書いていただける別のライターさんがすでに南アフリカに到着しています。カメルーン戦に向け、岡田ジャパンがどう立て直していくのか。引き続きゲキサカでチェックしていってください。

 このコラムは今日でいったん中断しますが、南アに到着する予定の9日から再開できればと思っています。W杯期間中は日本戦はもちろん、海外のチーム同士の試合も取材しながら各地を回る予定です。アフリカ大陸で初めて開催されるW杯がどんな大会になるのか。世界一危険な都市と言われるヨハネスブルクはどんな街なのか。可能な限り、現地の雰囲気もお伝えしていくつもりです。それでは、また次のコラムで…。

(文 西山紘平)

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